【AWSCLI】リソースに付与したタグを抽出する

AWSのCLIを用いて、EC2などのリソースに付与されているタグを抽出する方法を記載します。

環境が複雑になり、一度整理したい!でも一気に抜き出せない!という方にCLIはお勧めです。

接続元の環境は特に問いませんが、aws コマンドが使えるように用意します。
aws configure を叩いて、以下のような表示になっていれば問題ないです。

ここの設定に関しては、AWS公式ドキュメントに記載がありますので、ご確認ください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/cli/latest/userguide/cli-configure-files.html

さっそくやってみよう!

ではコマンドが使えるようになったところで、以下のコマンドを叩いてみます。

aws ec2 describe-tags --output table

テーブルで出力できると思います。(白い部分はマスキングしています)
文字化けしてしまう方は、リダイレクトでファイル出力すると良いでしょう。

 aws ec2 describe-tags --output table >> example.txt

「Name」タグや「Project」タグ(例)など独自のタグで絞りたい場合は、--filtersオプションを使用します。

aws ec2 describe-tags --filters Name=tag:Name,Values=* --output table

その他オプションについては、AWS CLI Command Referenceを御覧ください。
https://docs.aws.amazon.com/cli/latest/reference/ec2/describe-tags.html

さいごに

今回はタグ抽出について記載しました。
大型の環境になってくると、タグ付けルールが整備されていないと大変なことになりかねません。 AWS Configを用いてルールを強制する方法もそのうち紹介したいと思います。
今回必要になって調べてみたら、意外と情報が少なかったので記事にしてみました。それでは。